68d446fdc05b3bfd568c897bc8df518b_s

腹痛や下痢、嘔吐などの症状が急に出ると「食中毒」を疑います。食中毒は飲食店などで食べる食事、給食や仕出し屋のお弁当で発生するケースが多いですが、意外と家庭での食事でも発生しています。

家庭での発生では症状が軽かったり、家族全員には症状が出なかったりするので、風邪などと思われがちです。しかし、小さい子供ほど症状が重症化することもあります。

家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び、それを調理する親御さんになります。これから暑い季節になります。食中毒を予防するには、どうしたらよいのでしょうか?

今回は、食中毒の原因と予防法を徹底紹介しますので参考にしてください。

食中毒の原因は?

食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。細菌もウイルスも目には見えない小さなものです。どのように繁殖していくのでしょう。

◆細菌
細菌は、温度や湿度など条件がそろうと食物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こすのです。夏場(6月~8月)に多く発生しています。その原因となる細菌は、腸管出血性大腸菌(O‐157・O‐111)などやカンピロバクター、サルモネラ菌などです。

室温(約20度)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温くらいの温度で、増殖のスピードが最も速くなります。また、細菌の多くは湿気を好むので、気温が高くなり始め、温度も高くなる梅雨の時期に増えるのです。

◆ウイルス
ウイルスは、低温や乾燥した環境の中で長く生存します。ウイルスは、細菌のように食物の中では繁殖しませんが、食物を通じて体内に入ると、人の腸管内で増殖し、食中毒を引き起こすのです。冬場(11月~3月)に多く発生しています。原因となるウイルスは、ノロウイルス。そのほかに、毒キノコやフグなどの「自然毒」、アニサキスなどの「寄生虫」も原因となっています。

ノロウイルスは、調理者から食品を介して感染する場合が多く、他に2枚貝に潜んでいることもあります。ノロウイルスによる食中毒は、大規模化することが多く、年間の食中毒患者数の5割以上を占めています。



このことから、食中毒は、1年中起こる可能性があるとわかります。食中毒の原因となる細菌やウイルスは目に見えないため、どこにいるかわかりませんが、私たちの周りのいたるところに存在しているのです。

では、食中毒にならないためにはどうすればいいのでしょうか?

食中毒の予防

厚生労働省の統計では、家庭での食中毒の発生件数は、全体の1割程度となっていますが、実際にはもっと多く発生していると推測されます。家庭にも食中毒の危険が潜んでいるのです。肉や魚などの食材には、細菌やウイルスが付着しているものと考えましょう。

また、いろいろな物に触れる自分の手にも、細菌やウイルスが付着していることがあります。細菌やウイルスの付着した手を洗わずに食材や食器などを触ると、手を介してそれらにも細菌やウイルスが付着してしまいますので、特に注意が必要です。

きれいにしているキッチンでも、食中毒の原因となる細菌やウイルスがまったくいないとは限りません。食器用スポンジやふきん、シンク、まな板などは、細菌が付着・増殖したり、ウイルスが付着しやすい場所と言われています。

食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。ですから、食べ物に付着しないよう防げばいいのです。(これが意外と大変なんですよね)

食中毒を防ぐための3原則

食中毒を防ぐためには次の3つのことに気をつけましょう。

1.つけない
2.増やさない
3.やっつける


この3つが重要となります。では、詳しく見ていきましょう!
Sponsored Links

原則1.細菌をつけない

食中毒を起こす細菌は、魚や肉、野菜などの食材についていることがあります。この細菌が手指や調理器具などを介して他の食品を汚染し食中毒の原因となるのです。

ですから、手指や調理器具の洗浄や消毒などがとても重要になります。清潔にしましょう!

原則2.細菌を増やさない

食品に細菌が付着してしまっても、食中毒を起こすまでの菌の量まで増えなければ、食中毒にはなりません。食品に付着した菌は、時間の経過と共に増えていきます。ですから調理はてきぱきと、そして調理後は早めに食べることが大切です。

細菌は、10℃以下では増えにくくなりますので、食品を扱う時は室内に長時間放置するよりも、冷蔵庫に保管する方がいいです。

原則3.細菌をやっつける

食中毒を起こす細菌は熱に弱く、食品に細菌が付着していても加熱すれば、ほとんど死滅してしまいます。加熱はとても効果的な殺菌方法ですが、加熱不十分だと細菌が生き残り食中毒になってしまうので気をつけましょう。

また、調理器具などは洗浄した後に、熱湯や塩素剤などで消毒することをおすすめします。

ウイルスの場合も同じです。ただ、ウイルスの場合は食品中では増えず、ごくわずかな汚染によって食中毒を引き起こします。ウイルスを食品に「つけない」、調理場内に「持ち込まない」、そして「ひろげない」ことが大切となります。


具体的な予防法は…
・調理前・食事前などは手を洗う(爪も短くしよう)
・調理器具や食器などは、清潔を保つ
・キッチンは清潔にする(食器用スポンジ、ふきん、シンク、まな板など)
・十分な加熱をする(75度で1分以上は加熱する)
・保存は冷蔵庫でする
・食品は、早めに食べる


もし食中毒かもしれない思ったら…
下痢や嘔吐、腹痛などの症状がみられ、食中毒かも…と思ったら、まずは水分をこまめにとりましょう! 食中毒の時は、原因物質をなるべく早く、体外へ出すことが大切です。

吐き気止めや下痢止めを飲んでしまうと、体内に残ってしまい症状が長引いたり、重症化する可能性があります。

勝手な判断をせず、「おかしいな?」と思ったら病院を受診しましょう。また、食中毒の原因を調べるのに使用するので、食べたもの・食品の包装・店のレシート・吐いた物が残っていたら保管しておき、病院へ行くときに持っていきましょう!
Sponsored Links

まとめ

急に腹痛がみられたり、嘔吐や下痢など食中毒になってしまったら、慌ててしまいますよね。早く治してあげたいですよね! 食中毒を防ぐための3原則とても大切です。覚えておきましょう!

食中毒を防ぐための3原則は…
1.つけない
2.増やさない
3.やっつける


体内に入ってしまったものは、早めに体外へ出すのが一番です。しかし、勝手な判断は禁物です。「おかしいな?」と思ったら、病院を受診し、適切な処置をしてもらいましょう!

食中毒の予防法は…
・調理前・食事前などは手を洗う(爪も短くしよう)
・調理器具や食器などは、清潔を保つ
・キッチンは清潔にする(食器用スポンジ、ふきん、シンク、まな板など)
・十分な加熱をする(75度で1分以上は加熱する)
・保存は冷蔵庫でする
・食品は、早めに食べる


食中毒は季節を関係なく発生するので、調理中も、食べる時も、そして調理後も…キッチンは清潔にしましょう! 調理者によって食中毒になることもあるので手洗いなど徹底し、美味しい食事がとれるよう心がけましょう。
Sponsored Links