子どもがサッカーや野球をしていてボールが頭に当たったり、転倒して頭を打ってしまったりありますよね! 先日子どもがサッカーをしていてボールが頭に当たり記憶が飛んでしまったことがありました。

頭は、脳を守っている大事な場所です。しかし、多少ぶつけても腫れたり、意識がなくなったりしなければ「大丈夫だろう…」とそのまま放置しがちですよね!

今回、子どもがサッカーの試合中にボールが頭に当たったのですが、その直後に倒れたり頭痛を訴えるわけではなかったので、気が付くのに遅れてしまいました。

休憩時に本人が「記憶がない。なんか変!」と訴え、もしかして…と気が付いたのです。頭なので恐くなり、急いで病院へ行きました。そんな時焦らず対応できるようにしておきたいですね!

特に小さなお子さんは公園などで遊んでいて転ぶことも多いですよね。様子を見るにせよ、すぐ病院へ連れて行くにせよ、焦らず対応できた方がいいですね。

頭を打った時の対処法について、調べたので参考にしてくださいね!

Sponsored Links

頭を打った時の対処法


頭を打った時どんな症状があるのでしょうか? 症状がわからないと対処できませんよね! まずは、これらをチェックしましょう。

1.意識の有無
2.めまいや頭痛の有無
3.たんこぶや出血の確認
4.吐き気・嘔吐の有無
5.手足のしびれ
6.血液の混じった鼻汁



1.意識の有無

頭を打った後にけいれんを起こしたり、意識の低下や呼びかけに対して反応がないなどの症状がみられる時は、要注意です! 小さい子どもの場合は、うまく言葉で伝えられないこともあります。子どもの様子をよく観察しましょう。

頭を打った後に、機嫌が悪くぐずる・暴れる・ぐったりしているなどの反応を子どもが見せている場合は、すぐに病院を受診しましょう。また、泣きじゃくって寝てしまった場合などは、呼吸が安定しているか、顔色は悪くないかなど気をつけてみましょう。

普段と変わらなければ、大丈夫です。

2.めまいや頭痛の有無

頭を打って、記憶が一時的に飛んだり、めまいや吐き気などの症状がある場合は「脳震盪(のうしんとう)」の可能性があります。特に小学生で運動中に脳震盪を起こした場合注意が必要です。

一度脳震盪を起こして脳が回復しないまま再度脳震とうを起こしてしまうと、「セカンド・インパクト・シンドローム」を発症してしまいます。

これにかかると、致死率は50%を超えると言われており、助かったとしても脳に障害が残ります。ですから、脳震盪を起こしてしまったらそのまま運動を続けることはせず、少なくとも2週間以上は休養を取るようにしましょう。

※セカンド・インパクト・シンドロームとは?
1回目の脳震盪受傷後に頭痛やめまいなどの症状が残っていたり、脳機能が完全に回復していない状態で2回目の衝撃が脳に加わった場合、2回目の脳への衝撃が小さなものであったとしても、それをきっかけに致命的な脳損傷となること

セカンド・インパクト・シンドロームというのは怖い病気なのです。

3.たんこぶや出血の確認

頭を強く打った場合、頭部にたんこぶができていたり、出血している可能性があります。そのため、子どもが頭を打ったら、まずは頭の状態をチェックしましょう。

たんこぶが異常に大きい場合は、脳内出血や頭蓋骨骨折の可能性があります。出血が多い場合も要注意です。また、頭を打った後に呂律が回らなかったり、ぼんやりとしている様子があったりする場合はやはり何かしらの病気が生じている可能性があります。

すぐに病院へ行きましょう!

単純にたんこぶしか症状がない場合は、熱冷ましのシートや冷やしたタオルなどで患部を冷やしてあげると効果的です。

4.吐き気・嘔吐の有無

子どもが頭を打って6時間以内に嘔吐を繰り返すようなら「頭蓋内出血」の可能性もあります。頭蓋内出血とは、頭を打った衝撃によって頭蓋内に出血が起こり(脳内出血・くも膜下出血)脳を圧迫している状態です。

脳が圧迫されることにより、脳性麻痺や知的障害、てんかんなどの後遺症が残る場合もあります。早急に病院で処置をしてもらう必要があります。ですから、子どもが頭を打ったら少なくとも6時間は注意が必要です。

もし異常がみられたら、脳神経外科をすぐに受診しましょう。数日後に症状がみられる場合もあるので、数日間は嘔吐などの症状がないか注意しましょう。
Sponsored Links

5.手足のしびれ

頭を打った時、首にも強い負担がかかっているため、首の筋肉に捻挫が起こることもあります。捻挫だけならあまり問題はないのですが… 頭の打ち方によっては頸椎を損傷している場合もあります。

頸椎が損傷している場合は、全身麻痺など危険な状態になりますので、首に強い痛みを訴えていたり、手足にしびれがある場合はすぐに横に寝かせて、首を動かさないようにし、救急車を呼びましょう。

6.血液の混じった鼻汁

頭を打って血液の混じった鼻汁が出ている場合は、「髄液性鼻漏」の可能性があります。髄液性鼻漏とは、鼻から脳脊髄液が漏れだしていることを指し、無色透明であることから鼻汁と混同されやすいです。

通常は、鼻と頭蓋底は骨によって隔てられていますが、頭部に強い衝撃が加えられることでその骨が損傷し、開通してしまうのです。髄液性鼻漏にかかると感染性の髄膜炎を発症するリスクがあり、最悪の場合は深い意識障害をもたらすことがあります。

髄液は鼻汁と違って粘り気がなく、さらさらしているため、頭を強打した後にそのような鼻汁が止まらない場合は、すぐに横にさせ、10cmほど頭を高くしましょう。

無理に鼻をかんだり、トイレでりきむなどの行為は絶対に避けさせてください。

翌日になっても異変はないか観察する

頭を打った直後には元気だった子どもが、時間差で夜になって症状が現れることがあります。そのため、子どもが頭を打った時は少なくとも翌日までは注意深く様子を観察するようにしましょう。

もしも夜になって嘔吐を繰り返したり、ぐったりしてきたら、早急に対処が必要です。上の6つのチェック以外にも、異変を感じるようなら迷わず病院を受診しましょう。

子どもの症状が重篤である場合は、無理に動かさず、救急車を呼んで向こう側の指示に従うようにしましょう。頭を打った後は元気で対処の必要がないように思えても、数日後に症状が急変することがあるのです。


危険な頭の打ち方
・衝撃の強い高速の物(野球のボールなど)によって頭部に打撲を負った場合
・自転車(ヘルメットなし)や歩行者が、車やバイクと衝突した場合
・2歳以下は90cm以上、2歳以上は150cm以上の高さから落下して頭を打った場合
・車内から体が投げ出されるような激しい交通事故にあった場合



子どもが頭を強く打ったとき、放置すれば勝手に治るものから、早急に手を打たないと死に至るものまで、さまざまな病気を発症する可能性があります。

注意して様子を観察しましょう。では、頭を打ってしまったらどのように過ごせばいいのでしょうか?
Sponsored Links

頭を打った後の過ごし方

子どもが強く頭を打った場合は、少なくとも24時間は運動を控えて自宅で安静にさせましょう。先程もお伝えしましたが、脳のダメージが回復していない状態で再度頭を打つと「セカンド・インパクト・シンドローム」を発症する恐れがあります。

「大げさな!」と思うかもしれませんが、重い脳障害が残ったり死亡したりするリスクを考えると当然の処置と言えます。私の子どもの場合は、頭にボールが当たった当日のことが思い出せません。

その後もその1日分の記憶だけが飛んでしまっています。特に他に症状は見られませんでしたが2週間以上運動を控え、安静に過ごしました。しかし、頭を打った後に出る症状の中には、数日後から数か月後に出てくるものもあります。

そのため、頭を打った直後に医師に診てもらい、「問題ない」という言葉をもらっても病気のリスクが潜んでいることを覚えておきましょう。しばらくは注意が必要です。

とくに「慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)」という病気は頭を打った数週間の間には自覚症状がなく、1~3ヶ月ほどしてから急に症状が現れるので要注意です。

こんな症状がみられたらすぐ病院へ!
・けいれん
・嘔吐
・頭痛
・呂律が回らない
・意欲低下
・歩行障害



これらの症状が現れた場合は、たとえ頭を打ってから数か月経っていたとしても、すぐに病院で受診するようにしましょう。「大げさな!」と思うかもしれませんが、早めの対応が重要です。

まとめ

子どもが「頭を打った時の対処法」わかりましたか? 子どもは、年齢が低ければ低いほど気をつけなくてはなりません。痛みを訴えることもうまくできませんし、こちらも焦りますよね!

小学生くらいになると、多少転んで頭を打っても本人が元気なら「大丈夫だろう…」とそのまま放置してしまうことも多いと思います。

実際に、私の子どもの場合そのまましばらくサッカーの試合をしていました。本人が「なんか記憶が…」と訴えなければ気が付かなかったのです。

記憶が飛んでしまったりすると、ちょっと怖くなりますよね。頭って大事な場所なんだ! と改めて感じました。

頭を打った時の症状でチェック項目が6つありましたね! もう一度おさらいしておきましょう。

1.意識の有無
2.めまいや頭痛の有無
3.たんこぶや出血の確認
4.吐き気・嘔吐の有無
5.手足のしびれ
6.血液の混じった鼻汁




事故などの場合は防ぎようがありませんが、事前に防げるものは防ぎましょう。

自転車に乗る時は、ヘルメットをかぶったり、車ではシートベルトをする。そして、危険な行動はしない。球技では、常にボールの動きを把握し、機敏に動くなど…心がけたいですね!(それが、難しいのですが…)
Sponsored Links