膵臓の病気が年々増えていることをみなさんは知っていますか? 最近、映画で話題になっていますよね! 膵臓は、体の中の臓器であることはわかると思いますが…どんな働きをするのか説明できますか?

心臓や胃、腸などに比べてどんな役割があるかわかりにくいですね! 映画を見る前に膵臓のことを知っておくともっとわかり安いのではないでしょうか? 映画に関係なく、自分の体の中にある臓器なので知っていて損はないと思います。

そこで、今回は膵臓のこと(膵臓の病気や症状、そして膵臓の働きなど)を詳しく紹介しますね!

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膵臓の役割

まずは、膵臓のことを知っておきましょう。膵臓と聞いて、どこにあるかすぐにわかる人は少ないのではないでしょうか。膵臓は長さ15cmくらいのタラコのような形をした臓器です。

胃の裏側にあり、なかなか触診では難しい位置にあります。異常があっても初期のうちは検査結果にも出にくいので、診断が難しいのです。

膵臓の大きな役割のひとつに消化液の分泌があります。食べ物は主に胃で消化されますが、膵臓からも消化に欠かせない多くの消化液が分泌されています。

膵臓は、消化や血糖に関わる大切な臓器です。食物を分解する消化液を作り、糖をエネルギーに変えるために必要なホルモン(インスリン)を分泌します。

その為、膵臓が衰えると消化機能が落ちたり、糖尿病の原因にもなり、体調不良や老化につながります。膵臓に病気が発症して機能が低下すると全身に悪影響を及ぼすのです。

そうそう強力な胃酸を中和するのも膵臓から分泌される膵液です。膵液は弱アルカリ性で、食べ物が十二指腸に入ってくるとすぐに中和する仕組みになっています。十二指腸は膵液によって守られているんですよ!

膵臓に問題が起こると膵液が正しく分泌されなくなり、十二指腸潰瘍が起こりやすくなるのです。では、膵臓の病気にはどんなものがあるのでしょうか…

膵臓の病気について

膵臓の病気には、急性膵炎や慢性膵炎、そして膵臓癌があります。膵炎は、年間およそ57,000人もの人が発症しています(結構、多いですよね!)まずは、膵炎について説明しますね!

急性膵炎

急性膵炎は、膵臓にある膵液が何らかの原因によって、膵臓そのものを消化してしまうことで炎症を起こします。突然膵臓が溶かされてしまうんです。

「えっ!? 膵臓が溶かされる?」ってどういうことなんでしょう…

膵液には、たんぱく質・炭水化物・脂肪などを分解する酵素が含まれており、膵臓は消化酵素を作る工場のようなものです。消化の8割は、膵臓のおかげなんですよ!

膵臓は、膵液の中に沢山の消化酵素を入れて十二指腸に送り出します。胃である程度分解された食べ物が十二指腸まで送られてきます。そして十二指腸にくっついている膵臓が膵液を出してアミノ酸レベルまで分解し腸で栄養素を吸収するのです。

膵液は、膵臓の中では安全装置が働き休眠状態なんです。それが、膵臓の外(十二指腸)に出た瞬間に安全装置が外れて消化酵素の働きが発揮されます。

膵液には、たくさんの種類の酵素があるのですがトリプトシンという酵素に何らかの異変が生じ、膵臓内の他の酵素の安全装置を外してしまうのです。こうして安全装置の外れた酵素は、膵臓自身を溶かしてしまうのです。これが「急性膵炎」です。

慢性膵炎

急性膵炎に比べ、症状が見分けにくいのが慢性膵炎です。急性膵炎の8倍の患者がいるといわれています。原因は…アルコールで、膵臓癌になる確率も高いです。

慢性膵炎になると、膵臓の細胞が繊維化してしまい、炎症が長く続くために、細胞が固くなってしまいます。一度細胞が繊維化してしまうとその細胞の機能は低下してしまい、二度と回復できません。

膵臓は、インスリンを分泌して血糖をコントロールしています。また、消化に欠かせないたくさんの消化酵素を分泌していますので、膵臓が炎症を起こすと一生薬を飲まなくてはならなくなったり、糖尿病になる確率が高くなってしまいます。

では、どんな症状があるのでしょうか? 膵炎の主な症状をみていきましょう。

膵炎の主な症状
・激しい腹痛
・吐き気
・ショック症状
・脂肪便が出る
・体重減少

・激しい腹痛
膵炎になると、おへそより少し上の辺りに激しい痛みを感じるようになります。膵臓の周辺には、たくさんの神経があるため痛みを感じやすいのです。症状がひどくなるとお腹だけでなく、腰や背中、肩までも痛くなることもあります。

・吐き気
膵臓の炎症が進んでくると、痛みが腹部全体に広がり、その結果腸の働きが低下し、吐き気を起こしやすくなり嘔吐しやすくなってしまうのです。

・ショック症状
痛みや吐き気・嘔吐に加えて、ショック症状が起こります。膵臓以外の臓器にも障害を起こし、多量出血から意識障害も生じます。

・脂肪便が出る
膵臓が悪くなってくると、下痢をしやすくなります。特に、その下痢が白っぽい色になっている場合は注意が必要です。本来、膵臓から分泌されている消化酵素は脂肪やタンパク質を消化する働きを持ちます。

しかし、膵炎の症状が進行して膵臓の機能が低下してくると、消化酵素の分泌が正常に行われなくなってしまうのです。その結果、脂肪とタンパク質が消化されないまま、排出されるようになります。

このため、便は脂肪便となり、全体的に白っぽい色になる上、消化されなかったタンパク質が腐敗して悪臭を放つようになるのです。

・体重が減少する
膵炎になって膵臓の機能が低下すると、消化酵素の分泌が正常に行われなくなります。その結果、食べ物の消化吸収がうまく行われなくなり、栄養が取り込めなくなってしまうのです。

また、膵臓機能が低下するとインスリンも不足しがちになるため、エネルギー源であるブドウ糖も取り込みにくくなります。その結果、筋肉からエネルギーを生成するようになるため、更に体重減少につながるのです。

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膵臓癌

発見が遅くなると大変な病気ですが、初期段階では自覚症状を感じることも少なく、なかなか早期発見することができません。ですので、膵臓癌なった時に現れる症状について知っていると役に立ちます。

・激しい腹痛
・背中が痛む
・胃が痛むようになる
・黄疸が現れるようになる(目の白い所や皮膚が黄色くなる)
・体重が低下する
・糖尿病を発症する。または糖尿病が悪化する

以上のような症状が出ている場合、膵臓癌の可能性があるので注意が必要です。しかし、これらの症状は一時的なものであったり、軽いものであったりするので、放置してしまう人が多いのです。

そして、膵臓癌の特徴として、症状が出たと思ったら軽くなった~ということもあるので発見が遅れてしまうのです。膵臓癌は進行が早く、転移しやすいので見つかった時には手遅れの状態になっていた! ということも多いです。

以上が、膵臓の病気の主な種類となります。見てわかるように、放置しておくと大変なことになりかねないため、早めの対策が重要です。また、こうした病気にならないようにするためにも、日頃から規則正しい生活をしていきましょう。

生活習慣の見直しをしてみたり、膵臓に良いと言われている栄養素をサプリメントなどで積極的に摂取するなどして、膵臓の健康維持に努めてみてくださいね。

「膵臓の病気」予防法

薬だけではダメですよ! 膵臓を元気にするには食事の改善が効果的なんです。まずは、検査でもわかりにくい膵臓の異常ですが、簡単な膵臓の機能のチェックしてみましょう。

膵臓機能のチェック
・左の背中や腰が張ったり、痛むことがある
・脂っこい食事や飲食の後、左わき腹や左の肩甲骨が痛む
・よく下痢をする
・体がだるく感じる
・長時間寝ても眠い
・大人になってアトピーが再発した
・冷や汗や不快感など、低血糖の症状が食後にも起こる

いかがですか? 思い当たる人は、まず食生活を見直してみましょう。「これは、まずい!! 私いくつか思い当たります。(><)」 

膵臓の不調が増えているのは、膵臓が食べ物に左右されやすい臓器であるため、食生活の変化に体がついていけていないからだといわれています。

薬を飲んでも、食事を変えないと治らないのが膵臓の不調です。膵臓に負担をかけるのは、アルコール、油もの、甘いもの、辛いもの、カフェインなどです。

膵臓を元気にするには、適度な量を守ってこれらを食べたり飲んだりするようにしましょう。症状が出ている場合は、禁酒した上でいずれの食品も極力控えると、症状が改善してきますよ!

それでも不安な方は、病院を受診してくださいね。

まとめ

膵臓の病気が年々増えていて、最近、映画で話題になっていますよね! 膵臓について、わかりましたか? まずは、膵臓の役割についておさらいしましょう。

・膵臓は、長さ15cmくらいのタラコのような形の臓器
・胃の裏側にある
・食物を分解する消化液を作り、糖をエネルギーに変えるホルモン(インスリン)を分泌する

膵臓が衰えると消化機能が落ちたり、糖尿病の原因にもなり、体調不良や老化につながります。そして、膵臓に病気が発症して機能が低下すると全身に悪影響を及ぼすんでしたよね!

膵臓は、食べ物に左右されやすい臓器ですので、膵臓に負担をかける「アルコール、油もの、甘いもの、辛いもの、カフェインなど」を過剰に摂取しないよう気をつけましょう。

膵臓を元気にするには、適度な量を守ってこれらを食べたり飲んだりするようにしましょうね。健康が一番ですね!

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